2008年7月アーカイブ

緩和ケアをめぐっては、既にある認定看護師制度に次いで専門医の認定制度もできる予定。

二〇〇九年に初めて試験がある。

医療従事者が五年前に設けた民間非営利団体JPAP(東京)は緩和ケアに携わる各地の医療スタッフの技術を高め、緩和ケアを知ってもらう活動を目指す。

亀田総合病院は優れた活動が評価され、この団体に今年表彰された。

厚生労働省によると、緩和ケアを受けられるがん拠点病院は全国に三百五十一施設。

受診の相談はこれらの施設のがん相談支援センターのほか、自治体の窓口でもできる。

(東京新聞 2008年7月25日)

たまねぎは、食べることでも不眠に効果があるそうです。
でも、食べるのが嫌いな人にもお勧めの方法があります。

皮をむいたたまねぎを適量刻んで皿などに入れ、就寝前に枕元に置いてみてください。
量は、においはするけれど気にならない程度の、適量です。

たまねぎに含まれる揮発性のねぎ油を吸い込むことで、神経が鎮静されて安眠に効果があります。

試してみてくださいね !

私達の食生活は便利で豊かになりました。 でも食事の仕方やその内容を考えたとき、 本当に豊かになったと言えるでしょうか?

最近、 生活習慣病(ガン、脳卒中、心臓病など)の増加や子どもの食の「心の健康」への影響など、 毎日の食生活の重要性が盛んに言われています。 正しい食生活は、 毎日を健康に過ごしていくうえでの基本です。 しかし、自分一人で考え、 改善していくことはとても大変。

▽旬の野菜を食べる
▽朝はご飯とみそ汁を食べる
▽添加物の少ない調味料を選ぶ
▽水やお茶を飲む
▽三十回かむ

どうですか?
これなら出来そうですか?

あらかじめ肌や便の状態、朝の体温などを記録しておき、食事ルールの実践状況を毎日チェックしながら体調の変化を比べてみてください。

意欲的に取り組むことで、体調への良い変化が期待できます。

 私達は他の生き物の命をいただかないと生きていけません。

 動物も植物も今まで生きていました。

 その命に感謝して、「いただきます。」と楽しくいただきましょう。

 命をいただいて感謝して、「ごちそう様でした。」そして、「おいしかった。」

 とすべての食べ物に感謝したいものです。


 家族と一緒に明るく楽しくおいしくいただきましょう。

 そして、腹八分目、摂取カロリーは控え目に、

 間食をしない、21時以降は食べない。


 あなたの健康はあなたが守ってください。

私の成功の秘訣がひとつだけあるとすれば、

ずっと子供の心のままでいたことです。


アルバート・アインシュタイン


 がんの患者さんの治療過程には、栄養状態を悪くする要因がいくつも含まれています。化学療法を受けている時には、抗がん剤による吐き気、嘔吐(おうと)や食欲不振、下痢などで食べられなくなる方がおられます。

 放射線療法では放射線照射を受けた場所で副作用が生じて食事がとれなくなる方もおられます。手術はうまくいったのに、手術の後遺症でうまく食べることができない方や手術後に食が進まない方もおられます。このほかにも、痛みなどのために食べられなかったり、病気に対する不安のために食べることに大きな影響が出ることを訴えられる患者さんもおられます。このように、がんの治療中はさまざまな原因で食べられなくなって、全身の栄養状態の低下が起こりやすくなっています。栄養状態が低下すると、治療の効果が十分に望めないこともあります。

 一方で、症状に応じた食事対応を行い、低栄養に陥らないようにすると、体力がつき、免疫力も高まり、病気の進行を遅らせることも期待できます。

 最近では、臨床栄養学の進歩により、摂取する栄養素の量や質が免疫力と密接な関係を持つことが明らかにされてきています。たんぱく質、炭水化物、脂質などの3大栄養素だけでなく、各種ビタミンやミネラルなどの微量栄養素なども免疫機構の保持に重要な役割を果たすことが知られるようになってきました。がん治療の支援となる栄養管理が必要とされる理由です。患者さん個々の状態に応じた食事の対応がのぞまれます。(大阪府立成人病センター栄養管理室栄養総括主査・管理栄養士・病態栄養専門師、福田也寸子)

毎日新聞 2008年7月18日 大阪朝刊

 『車を調子良く走行させるには、何を供給すれば良いのか
  お分かりのはずです。同様に、健康を保つためには何を食べれば
  良いのか、ということを学びましょう。』


 自動車であれば、それがどんな具合に動くのか、調子良く動かすには
 どんな点検が必要なのか、といったことを知ろうと徹底的に調べるは
 ずです。ところが、自分の身体のこととなると、一番大切なものであ
 るにもかかわらず、あまり注意を払わないものです。

 しかし決して遅すぎることはありません。身体のことについて書かれ
 た本は何百種類もあります。
 知らなければいけないことについて学び、摂生に努めれば、健康は保
 たれるのです。

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 「たばこは1日80本。お酒は浴びるほど飲んだ」(50歳代男性)、「たばこは吸わないが、お酒は好きで休みの日は朝から飲んだ」(60歳代男性)......。

 のどの喉頭、中、下咽頭がんや、舌がんなど口の中のがんは、50歳以上の男性に多く、大量の喫煙や飲酒の習慣との関連が指摘されている。喉頭がんの場合、喫煙者の死亡率は吸わない人の32・5倍も高いというデータがある。

 のどや口のがんの専門医で作る日本頭頸部癌学会は2006年、「禁煙、節酒宣言」を発表した。参加する医師自らがたばこ、酒を控え、周囲にも呼びかけを行っている。

 学会の理事長で東京医科歯科大頭頸部外科教授の岸本誠司さんは、「たばこは絶対ダメ」と断言する。お酒はほぼ毎日飲む人の場合、ビールで1日に中びん1本、日本酒なら1合程度までに抑えるよう勧める。

 ただし、お酒に弱い人は、アルコールが分解される時にできるアセトアルデヒドという有害な物質がたまりやすく、少量のお酒でもがんになりやすい。「お酒に弱い人が無理に飲むのは危険」なのだという。

 この連載ではがん発見に役立つ症状を紹介してきたが、のどのがんでは早期にまったく症状が出ないこともある。がんになった時、次に起きるのが首のリンパ節への転移ということを理解しておきたい。

 首にこりこりとした小豆の粒のようなしこりができ、何週間もかけて徐々に大きくなる。首のリンパ節は風邪をひいても腫れるが、1~2週間で引き、痛みがある。一方、がんの転移に痛みはない。

 「のどの病巣がごく小さくても首に転移することがある。大人で首のぐりぐりが消えないようなら耳鼻咽喉科か頭頸部外科などを受診してほしい」と岸本さん。

 このほか、上あごの「上顎洞」という部分にできるがんでは、片方の鼻だけがつまる、鼻血が出る、上あごや歯茎が腫れる、ほおがしびれる、目が腫れる、ものが二重に見えるなどの症状が出ることがある。

 のどや口、上あごなどのがんを総称して「頭頸部がん」と呼ぶ。頻度は少ないが、治療がうまくいっても、話す、飲み込む、食べるなどの重要な機能や、外見が損なわれることがある。

 進行してから受診する人が大半を占めるが、早く見つけるほど、後遺症も少ない。「たばこは吸わない。大酒は飲まない。そして、異変を感じたらすぐ受診する。早期発見でその後の生活は大きく変わります」と岸本さんは話している。
(館林牧子)
(来週は「見えないハンデ 内部障害」です)

 〈のどや口のがんの診療窓口〉

 主に耳鼻咽喉科が担当するが、頭頸部外科、頭頸科など専門の診療科を掲げる病院もある。口の中のがんは歯科口腔(こうくう)外科で行うこともある。来月4日発売予定の雑誌「病院の実力。2008春」で、全国の主な医療機関の治療件数も紹介している。

(2008年1月25日 読売新聞)

 日本人の死亡原因で最も多い「がん」。その中でも、食の欧米化や日常のストレスを一番受けやすいといわれる大腸がんは、肺がんなどと並んで増加傾向にあります。肺がんは、健康増進法に基づいて禁煙対策を中心に患者数の増加を食い止める取り組みがなされていますが、大腸がんはどうでしょう?

 確かに、がん対策基本法の制定やいわゆる「メタボ検診」の導入で、食生活の見直しや肥満の解消、運動習慣の重要性が周知されつつありますが、ストレスのかからない環境作りは難しいですね。

 また、日ごろテレビを見ていても美食や過食を追求する番組のいかに多いことか。視聴者、言い換えれば国民が美食を求めているわけで、これは大腸がん予防とは逆向きの方向です。飽食の時代にあって、大腸がんを予防する環境作りは大変難しいと言わざるをえません。

 そこで、大腸がんの克服には、定期的な検診が重要となります。できるだけ早期の段階で大腸がんを発見するためです。

 現在は「便潜血反応」といって、便を検査するだけで検診を受けることができます。通常2日間の便を検査します。全く痛くも痒(かゆ)くもありません。検診で異常がわかると、大腸内視鏡やお尻(肛門(こうもん))からバリウムを注入する検査(注腸造影検査)を行います。65%の人には異常ありません。30%にがん以外のポリープ、5%程度にがんが見つかります。

 この便潜血検査による検診では、早期がんの50%程度、進行がんの80%程度の診断が可能といわれています。残念ながら100%ではありません。しかしながら、検診で発見された人の50%以上は早期がんで、内視鏡治療や腹腔(ふくくう)鏡治療など負担の少ない方法で治療できる割合が増加します。

 青森県の大腸がん死亡率は全国平均と比べて男性1・5倍、女性1・2倍と高率です。この4月の厚生労働省の発表で、青森県の大腸がんの死亡率が男女ともに全国第一位と報道されました。

 ひとつの理由があります。進行がんで発見される割合が多いのです。青森県全体の詳細な統計はありませんが、私どもの施設を含めた県内の主要施設の状況をみると、進行がんの割合は全国平均より明らかに高いのです。大腸がんは他のがんに比べて、治療成績が良好です。早期のがんは内視鏡治療や手術で完治することができます。みなさん、検診を受けましょう。

 さて、大腸がんでは「便に血液がつく」「便が細くなる」などの特徴的な症状に加え、「なんとなく不快感がある」「ときどき腹痛がある」「下痢」「便秘」など、大腸がんでなくとも時々経験する症状で発症することがあります。

 症状が出てから診断された大腸がんの場合、早期がんの占める割合は10~20%と低くなります。体調の変化に気づいた際は、あまり我慢せずに病院を受診する必要があります。

 大腸がんと診断されますと、がんの進み具合(病期、ステージ)を調べます。内視鏡検査や注腸造影検査に加えて、主にCT検査を加えて、リンパ節や肝臓、肺などに転移がないかどうかを検査します。この診断に基づいて最も適切な治療法を選択します。

 内視鏡検査で早期がんが疑われる場合には、まず内視鏡でがんを取り除きます。大きさが2センチ未満で粘膜内にがんがとどまる場合や、粘膜下層に少しだけ入り込んだステージI(1)の場合には内視鏡治療だけで十分です。

 それ以外の場合には手術治療が標準治療(最良の治療方法)です。がんを中心に周りの大腸とリンパ節を切除します。

 がんがすでに大腸から遠く離れた場所に転移している場合をステージ4(4)といいます。大腸がんと転移したがんの両方とも安全に取りきれるならば、両方とも手術で切り取ります。転移巣をとりきれない場合には、大腸がんのみを取り除き、残った転移巣には抗がん剤治療や放射線療法を行います。

 大腸がんは肝臓に好んで転移しますが、たとえ転移しても、切除によって3割の患者さんはがんを克服できると言われています。

 抗がん剤治療もこの数年で飛躍的に進歩しています。「分子標的治療薬」という新しい薬も導入されました。以前は転移があれば「手遅れ」とされた時代もありましたが、今はそうではありません。医学・医療は確実に進歩しています。ステージ4と診断されても、あきらめずに治療することが大切です。

 さて、大腸がんのうち、直腸がんの手術治療には大変微妙な問題があります。肛門を含めて切除して人工肛門を作るか、肛門を温存するか(残すか)という問題です。特に肛門の出口に近いところにできたがんでは、施設によって肛門を温存するかどうかの判断が分かれます。

 肛門を温存する方法は、技術的にも難しいですし、がんの顕微鏡検査の内容やがんの広がり方に応じて切除範囲を調整する必要があります。人工肛門を作るかどうかは、術後の生活内容に大きく影響します。治療方針を決める際には、セカンドオピニオンなどを利用して、十分納得の上で手術方法を決めていただきたいと思います。

(弘前大学大学院消化器外科学講座 准教授 袴田健一、助教 村田暁彦)

(朝日新聞 2008年6月6日)

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 世界一の長寿国といわれる日本。しかし、その実態は、がん、脳卒中、心臓病など生活習慣病の増加が深刻な問題と化し、健康的な長寿とは言い難い。これは、日本人の食生活が欧米化して肉食が中心となってきたことにより、野菜や果物の摂取量が減少。その結果として、栄養バランスが崩れてきたことが大きく影響しているといわれている。

 厚生労働省が2000年に始めた「健康日本21」では、日本人の野菜摂取量の目標値は1日350グラム以上(果物は200グラム以上)とされているが、2005年の「国民健康・栄養調査」(厚生労働省)によると、最も野菜を食べている60~69歳の年代でも1日に340グラム弱、育ち盛りの小学生から中・高校生にいたっては250グラムを切っているなど、どの年代においても目標値が達成されていない。そればかりか、国民1人あたりの野菜摂取量は、1988年からの10年間でアメリカ人より少なくなっており、野菜や果物の摂取量を増やすことが現代日本の課題となっている。

 アメリカでは1990年当時、死因のトップであるがんを克服すべく多くの研究を行った結果、野菜と果物を多く食べている人ほど、がんなどの生活習慣病の発生率が少ないことを発見。政府・行政機関と民間の企業・団体が協力して、「5 A DAY(ファイブ・ア・デイ)運動」をスタート。「1日5~7皿(1皿=約70グラム)の野菜と果物を食べる」をスローガンとして国を挙げて取り組んだ結果、飛躍的に野菜と果物の消費量が伸びるとともに、生活習慣病での死亡率の減少に大きな成果を上げた。

 野菜はビタミンやミネラル、食物繊維などの大切な供給源である。これらの栄養素は免疫力をつけ、健康的な体づくりの基礎となる。たとえばビタミンAは皮膚や粘膜を健康に保ち、ビタミンCは血管、骨、歯などを丈夫にし、ストレスへの抵抗力を高める。カルシウムは神経の興奮を抑え、食物繊維は消化管活動を活性化させる。WHO(世界保健機関)のデータでも、がんのリスクとなるのは、喫煙、飲酒、果物・野菜摂取の少ない食事、過体重・肥満であると述べている。また世界がん研究基金・米国がん研究財団の報告には、野菜摂取により予防の可能性があるがんとして、口腔(こうくう)、咽頭、食道、胃、結腸、直腸、肺のがんが挙げられている。

 野菜不足の偏った食生活は、子供の肥満やメタボリックシンドロームなどを引き起こす原因にもつながる。日本における野菜摂取の目安である1日350グラム以上を達成するため、普段の食卓を見直し、野菜を積極的にメニューへ取り入れるよう心がけたい。

 (ユーイーピーシニアライフ研究所)

(産経新聞 2008年1月20日)

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 ≪多くの健康効果≫

 「太る」「ニキビが出る」「虫歯になる」...。チョコレートというと、つい悪いイメージが優先しがちだ。

 「それらは誤った固定観念で、あくまでも取り方の問題。チョコは栄養効果と楽しみの両方を兼ね備えた食品です」

 こう話すのは、茨城キリスト教大学の板倉弘重教授(臨床栄養学)。板倉教授は、10年以上にわたって、チョコレートに秘められた健康効果について研究を続けている。

 単なる嗜好(しこう)品から、その機能性に注目が集まるようになった理由は、チョコの原料となるカカオマスに含まれるポリフェノールにある。

 このカカオポリフェノールには、病気や老化の元凶とされる活性酸素の働きを抑える働きがあることが検証され、さまざまな"効能"が確認されている。

 まずは動脈硬化の予防。動脈硬化は、悪玉コレステロール"LDLが活性酸素によって酸化されることで引き起こされるといわれるが、カカオポリフェノールには、LDLの酸化を防ぐ力があるという。

 また、アレルギーやリウマチなどの症状を和らげる効果も認められている。

 ≪受験の必需品!?≫

「チョコを食べ過ぎると鼻血が出る」などといわれるが、「興奮より、むしろ鎮静作用ですね。カカオポリフェノールにはイライラを抑えて気持ちを穏やかにする抗ストレス作用があります。ヨーロッパのホテルでベッドの脇にチョコが置かれていることがあるのは、そのためです」と板倉教授は説明する。

 一方、カカオの苦み成分のテオブロミンには、大脳皮質を刺激し、集中力や記憶力を高める働きがある。

 ストレスを緩和し、脳を活性化する-。板倉教授は「この時期、受験生は勉強の合間や試験の休み時間にチョコを口にするといいですよ」とアドバイスする。

 13年前から日本で毎年開かれている。チョコレート・ココア国際栄養シンポジウム」では、がんや認知症の予防、胃かいようや胃がんの発生因子のピロリ菌、病原性大腸菌O157に対する抑制効果なども発表されているという。

 ≪メタボならビター≫

 チョコは太るから...と敬遠する人がいるが、板倉教授は「チョコに含まれるカカオバターの脂肪分は吸収されにくく、体に蓄積されにくいので、肥満につながりにくいんです」と指摘する。

 しかし、カロリーは決して低くはないので、おなかいっぱいに食事をしてから食べたり、おなかがすいたときにたくさん食べると当然、カロリーオーバーになる。

 また、ダイエット効果があるといわれ、女性を中心に人気を集めるカカオ含量の多い「高カカオチョコ」は、普通のチョコに比べて脂質が多く、カロリーも高いので注意が必要だ。

 メタボ気味の男性には、どんなタイプのチョコを選んだらよいか。板倉教授は「ポリフェノールと食物繊維が豊富なビターチョコを。同じく動脈硬化防止の効果があるといわれるナッツを組み合わせたチョコもおすすめしたい」と話している。


産経ニュース(2008.2.10 )

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人の抗酸化遺伝子組み込み

 老化やがんの原因となる活性酸素を抑えるチオレドキシンという人の体内物質を、大量に含むレタス=写真=の開発に、京都大ウイルス研究所の淀井淳司教授(感染防御)と奈良先端科学技術大学院大の横田明穂教授(植物分子生理学)のグループが成功、28日発表した。医薬品や健康食品としての利用が期待される。

 チオレドキシンは抗酸化作用を持ち、様々な体内物質の働きを調節している。人のチオレドキシン遺伝子は1989年に淀井教授らが発見。体内のチオレドキシン量を増やしたマウスはストレスに強く、平均約30%長生きした。

 横田教授らは、植物体内に大量に存在する葉緑体に着目。人のチオレドキシン遺伝子を葉緑体内に組み込んだところ、通常の細胞核に入れる遺伝子組み換えの場合の約100倍のチオレドキシンが合成された。横田教授は「付加価値の高いレタスとなり、産業面でも大きなメリットになる」と話している。

2008年4月29日  読売新聞)

闘病経て復職「今だから出来ることがある」

 同じ夢を何度も見た。船の中には自分ひとり。あてもなく、真っ暗な夜の海をただ漂う――。

 盛岡市立病院の看護師、山内梨香さん(34)は2005年秋、乳がんを宣告された。その1年ほど前から左乳房にしこりがあるのを感じていた。

 「顔つきの悪い腫瘍(しゅよう)がある」。担当医からは早めの手術を勧められた。以来、浅い眠りから覚めては死の恐怖に震えた。

 その日までは、何もかもが順調だった。仕事にやりがいを感じ、私生活でも、恋人と温かい家庭を築こうと夢を膨らませていた。

 医療現場で働く者として、人並み以上に病気の知識はあった。患者にがんを告知する場面にも何度も立ち会った。

 しかし、目の前に突きつけられた事実の前に、すべてが崩れ落ちた。

 腫瘍の大きさは2・5センチ。1か月後に摘出手術を受け、乳房も温存できた。だが、切除部分の病理解剖の結果、リンパ節への転移が判明。翌年の1月から抗がん剤治療が始まった。

 副作用は想像以上だった。最初の3日間は吐き続けた。面会に来た友人の赤い服を見て、赤い色をした抗がん剤を思い出し、また吐いた。

 それでも、約4か月に及んだ抗がん剤治療は功を奏し、がん再発の目印となる「腫瘍マーカー」は低い値になった。しかし、07年2月には肝臓に、9月には左大腿(だいたい)骨へも転移していることが分かった。肝臓のがん細胞はラジオ波治療で焼き切ったが、骨に転移したがん細胞の治療は今も続く。

 つらく、長いがんとの闘い。家族に当たり散らしたこともある。そんな日々を支えてくれたのは、看護師の笑顔や言葉だった。抗がん剤でもうろうとした意識の中、ナースコールは頼みの綱だった。症状が落ち着くまで背中をさすり、気力がなえそうになると、いつも変わらぬ笑顔で接してくれた。

 「困っている人の手助けをしたい」。そう思ってなった看護職。見失いかけた自分の姿を、看護師たちは思い出させてくれた。

 昨年暮れ、8か月ぶりに職場に復帰した。手術の影響で、以前と同じようにはできないが、今の自分だからこそ患者のために出来ることがあると思っている。復帰前には、「笑い」が病気の治療に役立つという日本医科大(東京)の講習を受け、「笑い療法士」の認定も受けた。

 「看護する側」と「される側」。自分自身、がん再発の不安と向き合いながら、病気と闘う患者を支えてあげたいと思っている。

 山内さんは2年間にわたる闘病の日々を1冊の本にまとめた。28日に発売される本のタイトルは「がけっぷちナース がんとともに生きる」(1500円)。そして、心の支えとなってくれた恋人とは今年10月、晴れて式をあげる。

   

2008年4月25日  読売新聞)

 癌(がん)リスクは必ずしも遺伝子だけで決まるわけではないことが新しい研究で示され、米国科学アカデミー発行の「Proceedings of the National Academy of Science(PNAS)」オンライン版に6月16日掲載された(印刷版は6月17日号に掲載)。研究を率いた米カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)予防医学研究所長のDean Ornish博士は「人はよく『遺伝子がすべて。自分にできることは何もない』などと言うが、実際にはできることがたくさんある」と述べている。

 過去の疫学的研究から、植物性の低脂肪食を多く摂る地域では前立腺癌の発症率が有意に低いことがわかっていた。Ornish氏らはまず、食事と生活習慣を変えることによって、早期前立腺癌患者のPSA(前立腺特異抗原)が減少するかどうかを検討した。2005年9月、同氏らは生活習慣の改善により早期前立腺癌の男性のPSA値が4%低下したのに対して、対照群では6%増大したと報告した。

 今回の研究は、この変化の背景にあるメカニズムを解明しようとデザインされたもの。被験者は早期前立腺癌と診断された男性30人で、大部分が白人であり(84%)、平均年齢は62.3歳、平均PSA値は4.8ng(ナノグラム)/ml(一般に、4.0ng/ml以下が正常とされる)、グリソン(Gleason)スコア(癌の重症度を示す別の指標)は平均6であった。いずれの被験者も外科手術、ホルモン療法ないし放射線療法を拒否しており、腫瘍は定期的に監視されていた。

 生活改善はまず3日間の宿泊治療を行い、その後、毎週の電話相談および週1時間のグループサポート集会を実施。被験者には脂肪由来のカロリーを10%含む植物性食品主体の食事を摂るよう指導したほか、1日30分、週6日のウォーキング、1日60分のストレス管理を実施するよう指示。さらに、大豆製品、魚油3g、ビタミンE100単位、セレン200mg、ビタミンC 2gを毎日摂取させた。

 3カ月後に採取した検体の遺伝子発現をベースライン(研究開始時)検体と比較した結果、500を超える遺伝子に好ましい変化がみられることが判明。「年齢が若く、疾患が軽度であるほど大きな改善がみられるようだが、遵守(adherence)状況による影響に比べれば年齢や重症度の影響は小さかった」とOrnish氏はいう。この知見から、健康のために生活習慣を改めるのに遅すぎることはないことが示されたといえる。

 別の専門家は、遺伝子発現に変化がみられたからといって癌リスクに影響があるのかどうかはまだわからないと指摘し、被験者の長期にわたる追跡が望まれると述べている。

原文

[2008年6月17日/HealthDay News]

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 ダイコンおろしの辛み成分はがんを抑える働きがあることが、京都府立大学人間環境学部の中村考志准教授(食品科学)らの研究で22日分かった。特に京野菜の「からみダイコン」や「桃山ダイコン」では辛み成分の含有量が多く、皮をむかずにそのままおろすとより効果的という。

 これまで野菜を多くとるとがんが抑制されると指摘されてきたが、中村准教授はダイコンに注目。国立医薬品食品衛生研究所(東京都)とのラットを使った共同研究で、ダイコンおろし特有の辛み成分「MTBITC」ががんを抑制する効果があることが分かった。

 この化学物質はダイコンに別々に存在するミロシナーゼとグルコシノレートという物質が、強い破砕によって混ざりあって生成。詳しく調べたところ、がんの原因となる損傷したDNAを修復する働きがあることが確認された。

 中村准教授は「ミロシナーゼはダイコンの表面に存在するため、MTBITCを多く取り入れるには、ダイコンの皮をむかないで使うほうがいい」と指摘している。

(産経ニュース 2007年11月21日)

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ダイコンおろし にこんな効果があったなんて ビックリ!ですね。
自然の恵みってすばらしい !!

健康を大切に・・・
 

 果物を多く食べる人は、ほとんど食べない人に比べ、脳卒中や心筋梗塞(こうそく)になる危険性が約2割減ることが、厚生労働省研究班(班長=津金昌一郎・国立がんセンター予防研究部長)の大規模な調査でわかった。

 研究班は1995年と98年、茨城県と新潟県などで、45~74歳の男女約8万人を対象に、食習慣に関するアンケート調査を実施。野菜と果物の1日当たりの摂取量を基に4グループに分け、2002年までの追跡調査で、がんや脳卒中、心筋梗塞を発症した人の割合を比較した。

 その結果、果物を食べる量が最も多いグループ(1日当たり平均約280グラム摂取)は最も少ないグループ(同約35グラム)に比べ、脳卒中や心筋梗塞などを発症する危険性が19%下がるなど、果物を食べる量が多いグループほど、発症する人の割合が減る傾向が見られた。

 280グラムは大きめのリンゴ1個、35グラムはミカン半分にあたる。

 研究班の坪野吉孝・東北大教授(疫学)によると、果物に含まれるカリウムや抗酸化物質は、血圧を下げたり動脈硬化を予防したりする働きがあるという。

(2007年11月9日  読売新聞)

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いかがですか? 健康を気づかっている方は既にご存知かも・・・

果物を毎日の食事で もっともっと たくさん摂りたいですね。
今日からでも 実行しましょう!


『状況が厳しい時ほど、前へ進み続けましょう。
 そうすれば、のんきに構えている人よりも
 早くゴールに到達することができるでしょう。』

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『心配事につき合っていられないほど忙しくしていれば、
     心配事もあなたのそばをうろつく気をなくすでしょう。』


心配事は、つき合う相手がいないと長い間一ヵ所に
とどまっていられないようです。
心配などしている時間もないほど、忙しく積極的で建設的な
行動をしていれば、成功への階段をすでに登り始めて
いるのです。

何も、のんきに問題を無視していいというわけではありません。
建設的な行動を取れなくなるほど、無力な状態になるまで
問題を内面化してはいけないということなのです。

心配で、夜も眠れないような状態に置かれた時に、
心を静める一番いい方法は、へとへとになるまで働くこと
である、ということを思い出してください。

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信念を正しく理解することができれば、
それが消極的な性質なものではなく、
積極的な性質のものであることがわかるはずです。
積極的な信念は、恐れを知りません。
絶望することを許しません。
心が信念で強化されれば、どんなに弱い者でも
不幸や災難を乗り越えることができるのです。

ヘレン・ケラー
1880-1968

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ばらに寄せて

つぼみのときの においこそ
ばらのまことの いのちなり
ひらきてのちは あさゆうの
かぜにいのちは うすれゆく


サトウ ハチロー

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私は、その女(ひと)を洗ってベッドに入れた。
彼女は私の手をとり、
本当に美しい微笑を浮かべた。
たった一言、ありがとうと言い、
そうして死んだ。
私は自分に問うた。
私があの女(ひと)だったら、何と言っていただろうかと。
「苦しい、死にそうだ」と言わなかっただろうかと。
でもあの女(ひと)は、
私が与えたよりもっと大きなものを私に与えて、
死んでいったのだ。


マザー・テレサ
(1910~1997)

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脳は、それを使って疲れさせることより、
使わずに" 錆びかせてしまう "ことの方が多いものです。

長い間使い続けることによって摩耗し、
交換の必要な時期が訪れる機械装置と違い、
脳は、使い続けることによって強くなるのです。
脳は、フル回転させるほどに発達してゆきます。

反対に、使わないでいると、機械と同じような現象が起こります。
どんなに複雑で高性能な機械であっても、また、どんなに優れた
脳であっても、使わないでいると錆びついてしまうのです。

" リラックス "することは大切ですが、
" 新しい知識を得る "ことも重要です。
その二つのための時間を、一日のスケジュールの中に
必ず盛り込むようにするといいですね。



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