野菜・果物で食道がんリスク減少 飲酒・喫煙者では顕著

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 たばこを吸い、お酒をたくさん飲む人は食道がんにかかるリスクが大幅に高くなる。だが野菜・果物を多く食べると、そのリスクは大きく低下することが、厚生労働省研究班の調査でわかった。

 全国各地に住む45~74歳の男性約3万9千人にアンケートし、食事や喫煙、飲酒など生活習慣を聞き、平均約8年間追跡した。期間中に116人が食道がんにかかった。

 野菜・果物を食べる量も計算。1日540グラム前後の「たくさん食べる」群と、320グラム前後~170グラム前後の「それほど食べない」群に分類して解析した。

 それほど食べない群でたばこを吸わず、酒は1日に2合未満の人が食道がんにかかるリスクを1とすると、それほど食べない群でたばこを吸い酒を2合以上飲む人のリスクは7.67倍。だが、たくさん食べる人は、たばこを吸い酒を2合以上飲んでもリスクは2.86倍に抑えられた。

 全体に野菜・果物を食べる量が増えるとリスクは低下する傾向にあり、摂取量が1日100グラム増えるとリスクは約10%下がった。

 ただ、喫煙や飲酒でリスクが高まることに変わりはない。解析を担当した国立がんセンター予防研究部の山地太樹(やまじ・たいき)研究員は「食道がんを防ぐには、まず禁煙と節酒。そのうえで、野菜や果物をたくさんとることが大切」という。

(朝日新聞 2008年8月16日)


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