本当の親の愛はただ与えるだけ──────
ほんとうの愛は相手からしるしを求めません。
ただ与えるだけです。
賢明な親は子供に愛を与えるだけです。
ところが今日でも、
「私が苦労して働くのも、お前たちを養うためだ」
などという親がいます。
親は子供に感謝を求める前に、親自身が子供に感謝すべきなのです。
子ゆえに働くはげみがあり、世間の苦労も苦労ではなくなり、将来に望みを持つことができるのです。
子を持ってこそ、深い人間の心にふれることができるのであって、古今を問わず人間の心情に変わりがありません。
親となることができたのも、わが子が生まれてきたためです。
このように感謝とか愛情というものは、相互的なものです。
子を持つことによって知り得た人間性の深さに対して、感謝することのできない親からは、親に感謝をささげるよい子どもは育たないでしょう。
親の愛とは...
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