2008年12月アーカイブ



プロポリスの質は、ミツバチが樹液を採集する環境に左右されます。

実際にプロポリスの成分は、採集場所、時期、起源植物などによって異なることがわかっています。
採集環境は質の高いプロポリスを得るために重要なポイントになります。


ミツバチは、巣箱の周囲半径三キロ四方の、飛翔範囲にある植物のなかからよい樹液を選び、採集してきます。

ユーカリは、パルプの原料や建材に使うため、ブラジルでは植林が進みました。白い花をつける樹木で、ブラジルには広大なユーカリ林があります。

樹木が花をつけたあとが、プロポリスを収穫する最盛期です。花が開き、ハチミツがたくさんとれると、プロポリスもたくさんつくられます。

ユーカリはブラジル全土で約850もの種類があり、広いブラジルでは一年中、どこかでユーカリが白い花をつけています。そのなかでも上質といわれるのは、1~4月に花を咲かせるユーカリのプロポリスです。


1月から3月は、ブラジルは夏の真っ盛りです。さまざまな花が咲き乱れ、ブラジルのいちばん美しい季節です。リオのカーニバルも、夏である2月中に開催されます。

プロポリスのでき、ふできは、この時期の天候に大きく左右されます。十分な日照があり、かつ適度の雨があれば、花がたくさん咲いて実をつけ、ハチミツもプロポリスも十分とれるのです。


 

 

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ミツバチの生活は、プロポリスに守られる形で維持されています。

プロポリスの役目は、まず、巣の補修です。
ハチの巣は小さな六角形の巣房が集まってできています。
巣房のなかでは幼虫が育てられたり、大事な食料であるミツや花粉が貯蔵されています。

また、中心には、女王蜂も住んでいます。この巣を雨や風などの自然災害から守り、快適な状態に整えておかなければなりません。
そのために、巣房にできた隙間や穴はプロポリスによって埋められ、補強されるのです。

同時に、バクテリアや害虫などから巣を守る役目も果たしています。巣の中は、補強やコーティングのために使われているプロポリスの揮発性成分でいつも満たされています。

この揮発成分は、バクテリアなどの病原菌が繁殖しないように巣の中をたもっています。ミツバチの巣からもミツバチからも、病原菌や細菌がほとんど発見されなかったという報告があるほどです。


プロポリスは、「前」を意味するプロと、「都市」を意味するポリスというギリシャ語でできています。「前衛」という言葉がありますが、まさに都市である巣を最前線で防衛するものとして、プロポリスは存在しているのです。

 

 

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ブラジルの農場の広大さは日本の農場にくらべ、想像もつかないほどの広さです。
オレンジ畑に行くと、左右どこを見てもオレンジ畑......。何百メートル歩いてもずっと同じオレンジの木が植えてあります。
ユーカリ林も、東西南北どこまで行っても、果てしなくユーカリの木が植えられています。


少し遠方から農場をながめれば、オレンジ畑、トウモロコシ畑、サトウキビ畑と山ごとに色が違うそうです。
一種類の作物を、これだけ途方もないくらい広い区画の中で栽培していれば、ハチミツも純粋な単一種のものが採れるわけです。


さて、ある農場には草がぼうぼうと生えているそうです。「これがミカン畑です。これがコーヒー畑です。」などと指し示されても、肝心なミカンやコーヒーの苗や木が、草に埋もれて見えないところもあるそうです。

どうして草がそんなに生えているのかというと、これがオーガニック栽培というそうです。
一見すると、草ぼうぼうで、ろくに手入れをしていないようにも見えますが、実は、それにはちゃんと意味があったのです。

たとえば、ミカン畑の草が全部刈られて、ミカンの木だけだったとすると、ちょっと日照りが続けば、土がカラカラに乾いてしまい、木はすぐに枯れてしまいます。
雨が降っても、土が瞬間的に吸い込んでしまって、木が育つための十分な水分が得られません。

ところが、草が生えていれば、草は根にいつも水分をたくわえているため、土の水分は一気になくなるようなことがないのです。

 

 

 

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いつも忙しく飛び回っているミツバチの生活を考えてみましょう。

蜜を集めてきた働き蜂は当然、外界のほこりやバクテリアやウイルスなどを体につけて帰ってくるはずです。
そして巣にたくさんある小さな穴を出入りしているので、ふつうだったら巣の中は汚れてしまうはずですね。

ところが、そうではありません。どうしてでしょうか?

じつは、無数にあるその小さな出入り口の内側の壁にも、プロポリスがべっとりと塗り込まれています。

働き蜂たちは、その壁に自分の体をこすりつけながら入っていきます。

こうして、大昔から蜂の巣は滅菌室を保ってきたのですが、その大役を務めていたのがプロポリスだったのです。

ときには巣内に迷い込んだ昆虫などの死骸で、巣外に運び出せない大きなものは、すっかりプロポリスで包み込まれて、完全にミイラ化され、巣内の汚染が防がれています。


バイオリンの名器ストラディバリウスのニスにプロポリスが混ぜられているというのも同じ目的でしょう。

 

 

 

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私たちの体の防御反応について考えてみましょう。


私たちの体は、絶えずたくさんの外敵や内敵にさらされています。その数は10億から1000億といいますから恐ろしいですね。しかし、私たちの体には生まれつき、これらに対抗する防御装置が備わっています。

外部から細菌や有害物が侵入したときや、体内に異物が発生したとき、ヒトは無意識のうちに体に良くないものを『非自己』と認識して、ただちにこれを攻撃し、排除する防衛力を発揮します。

ヒトのまわりには、いつでも無数の細菌やウイルスなどが充満していますが、それにもかかわらず、健全な体が発病せずにすんでいるのは、まさにこうした働きがあるからです。

外敵だけではありません。

体内の内臓や粘膜細胞のいくつかが傷ついたり、古くなったりしてガン化している可能性は考えられますが、それでも発病せずにすんでいるのは、やはり防衛反応が健全にはたらいているからです。

これらを総称して「免疫」といいます。「免疫」とは「疫(病)を免れる(病気にならなくてすむ)」というのが語源です。

 

 

 

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