私たちの体の防御反応について考えてみましょう。
私たちの体は、絶えずたくさんの外敵や内敵にさらされています。その数は10億から1000億といいますから恐ろしいですね。しかし、私たちの体には生まれつき、これらに対抗する防御装置が備わっています。
外部から細菌や有害物が侵入したときや、体内に異物が発生したとき、ヒトは無意識のうちに体に良くないものを『非自己』と認識して、ただちにこれを攻撃し、排除する防衛力を発揮します。
ヒトのまわりには、いつでも無数の細菌やウイルスなどが充満していますが、それにもかかわらず、健全な体が発病せずにすんでいるのは、まさにこうした働きがあるからです。
外敵だけではありません。
体内の内臓や粘膜細胞のいくつかが傷ついたり、古くなったりしてガン化している可能性は考えられますが、それでも発病せずにすんでいるのは、やはり防衛反応が健全にはたらいているからです。
これらを総称して「免疫」といいます。「免疫」とは「疫(病)を免れる(病気にならなくてすむ)」というのが語源です。

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